2016年5月21日、「政治の力」というタイトルで横浜市議会議員の藤崎浩太郎さんにご講演いただきました。
参加してくださったのは小学4年生から高校生までの子どもたちと数名の大人。話の内容は
・政治の役割とは何なのか。
・法律って何なのか。
・予算は誰がどうやって決めるのか。
・民主主義とは何なのか。
・選挙はどのように行われるのか。
(選挙のルールや、選挙のしくみ、演説のポイント)
・どうやって物事は決まっていくのか。
・多数決ですべての物事が決まってしまうとどうなるのか。
と一見すると小学生には少し難しそうな内容も含まれていますが、みなさん楽しみながら学んでいるようでした。
途中、「おやつ選挙」というゲームを行いました。3名に食べたいおやつをあげてもらい、そのおやつの名前の「政党」を立ち上げてもらいます。今回は「せんべい党」と「じゃがりこ党」「ポッキー党」の3党ができました。それぞれの党首は参加者に向かって演説をし、参加者全員で選挙をおこなうというゲームです。
当選した政党のお菓子を食べることができるということもあり、子どもたちは演説、投票に真剣そのものです。当選したのは「じゃがりこ党」でしたが、勇気をもって立候補し、演説してくれた子どもには、その子どもにしかわからない学びもあったことと思います。
おやつを食べながらだと、日ごろの疑問を言いやすくなるようで、選挙の後の藤崎さんを囲んだ座談会や今日学んだことを発表し合うグループワークではたくさんの意見が飛び交いました。
そして、その中で「少数意見もしっかりと生かされるように選挙制度が工夫されていること」、「多数決で一つの物事に決まってしまうことは必ずしもいいことではないということ」、「少数意見でも諦めず、しっかりと調べ、学び、訴えていくことで社会が変わる可能性があること」、「選挙権のない子どもたちでも、できることがあるということ」を理解したようでした。
参加してくれた子どもたちの声を一部、ご紹介します。
このイベントにご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。
また、藤崎さんにはご講演いただいたことに加え、イベント前日の晩に「もっとイベントの内容を話し合いたい。」とご連絡をいただき、夜おそくにわざわざ当塾に足を運んでくださったことに大変感謝しております。